JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:FRB議長が円安介入否定 【ワシントン=渡辺浩生】バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は14日の上院銀行委員会での証言で、最近の急速な円安について、 ◆コメント:政府が日銀に圧力をかける日本。 日本では、20日(火)と21日(水)の2日間にわたって、日銀が月例の金融政策決定会合を開く。 「日銀が無担コールオーバーナイト金利の誘導目標をを0.25%引き揚げることはほぼ確実」 というものだった。 ところが、1月の金融政策決定会合前に、昨日の記事でも取り上げた中川幹事長らが、 「日銀が利上げをするなら、日銀法の改正も考えなくてはならない」 などと、恫喝的言辞を弄して、日銀の判断を曇らせた。 日銀は利上げをしなかった。 政治家(とくに与党)は金利を引き上げて、再び景気が失速するようなことがあれば、 参院選で負けることは明らかなので、そういうことを言うのだ。 日銀が存在するのは、一切の利害から離れた完全に中立的な立場の専門家が、客観的に金融政策を決定するためである。 そこに政治家が口を差し挟んではいけないのである。 日銀法には、日銀の独立性が尊重されなければならないことが明記してある。 日銀法第三条第一項 日本銀行の通貨及び金融の調節における自主性は、尊重されなければならない。 それにもかかわらず、1月の金融政策決定会合では、日銀が政治家の圧力に屈した、という印象を内外に与えた。実によろしくない。 ◆バーナンキFRB議長は非常に立派である。 バーナンキFRB議長は、前任のグリーンスパン議長の後を引き継ぐ重責を担い、早1年が経つ。 「日本政府が円安誘導を行っている事実は無い」 と発言し、外部からの圧力に屈しなかったのである。立派である。 また、それに対してバーナンキを辞めさせろ、と本気で言う政治家もいない。 こういうことに関しては、客観的に観察して、日本よりもアメリカの方が筋が通っている、と言わざるを得ない。 【読者の皆様にお願い】 駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。 画面の右下にボタンがあります。 よろしく御願いいたします。
2006年02月19日(日) 「根拠のない情報を元にして、人を傷つける行為遺憾」(小泉首相)根拠のない大量破壊兵器情報で人を殺すのは支持していましたね。
JIRO
|HomePage
|