JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:汚染水、抜本対応を=東電に要請―林農水相(時事通信 8月27日(火)12時30分配信) 林芳正農林水産相は27日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発からの汚染水の海洋流出が後を絶たないことについて ◆コメント:抜本的対策などあるわけがない。 皆、汚染水のニュースを聴いたり、読んだりしながら、相変わらずヘラヘラしている。 首都圏に蔓延する地震不安は“知識”では拭えない 釜石市3000人の子どもを救った「避難3原則」に学べ ――片田敏孝・群馬大学大学院教授インタビュー の中で、この記事の本旨からは若干はずれるが、私は次の部分がとても鮮明に記憶に残っている。 3つ目は、「率先避難者になれ」です。避難という行動は、とても自分を律するハイインテリジェンスな行動といえます。たとえば、建物の中で非常ベルが鳴る。非常ベルの意味を分かっていても、実際には誰も逃げない。なぜ逃げないのか。それは、「逃げないぞ」と意思決定しているわけではなく、「逃げる」という意思決定をしないからです。 私が言いたいのは、正に、日本人全体が「正常性の偏見」にしがみついているということである。 福島第一原発の原子炉からメルトダウンした核燃料が、今現在どこで、どういう状態にあるのか、誰にも分からない。 人間が近づいて、目視確認するのは、あまりにも強烈な被曝環境なので無理だ。 だから遠隔操作ロボットで何とかしたいのであるが、崩れた原子炉建屋、原子炉格納容器、原子炉圧力容器などの 瓦礫を除去する、その作業からロボットにさせたいが、まず、その段階でつまずいて、何年かかったら実用化されるか分からない。 その間、メルトダウンした放射性物質は、恐らく地中の何処かで沈降を停止して塊になっているのであろう。 もし、冷却を停止したら、その途端に自らの崩壊熱で更に溶け始めるから、冷却水で冷やし続け、その冷却水は、核燃料に触れた瞬間に「汚染水」となる。 核燃料が何処にあるかわからないのであるから、水は地下に沁み込み地下水となって、やがて地下水路全体を汚染するだろうが、 今問題となっているのは、それが海に流出していることである。 福島第一原発事故の後、比較的早い段階で、地下水が周囲に拡散するのを防止する遮蔽板を地下20メートルぐらいまで、四方に設置するべきだ、 と、小出助教は、今はなくなってしまった、毎日放送の「たね蒔きジャーナル」でなんどとなく繰り返していたが、誰も本気にしなかった。 今頃になって、小出助教の主張が正しいことが分かったといってももう、遅い。 今から、地下についたてをたてても、何しろ水だからいくらでも周りを巡って海に流出することであろう。 そのようにして、日本が原因で世界中の海が将来的には、放射能で汚染されるであろう。 そして本当の抜本的対策とは、核物質を今も環境に放出している、メルトダウンした核燃料を取り出すなり、地下で石棺のように固めるなり しないと、解決にはならないとおもうが、前述の通り、人間は近寄ることができず、代わりに作業するべきロボットの開発も遅々として進まない。 また、これら全部がダメでも、人類に「放射能を無毒化する技術」がありさえすれば、「抜本的解決」になろうが、それもできない。 今、国が「除染」という言葉で誤魔化しているのは、「移染」にすぎず、捨てることができない、核のゴミが増える一方である。 少し考えればわかりそうなものだ。抜本的対策など存在しない。 ◆明日、死ぬかもしれませんよ? それこそ、群馬大学の片田教授が仰有るところの「正常性の偏見」が皆にあるから、
2012年08月27日(月) 「丹羽大使の公用車を襲撃=男が日の丸奪い去る、けが人なし―尖閣対応に不満か・北京」←日本本土攻撃と法的には同様である。
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