JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:民主・小沢氏が代表選出馬表明、鳩山氏支持(8月26日8時29分配信 読売新聞) 民主党の小沢一郎前幹事長(68)は26日午前、民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)に立候補する考えを表明した。 ◆コメント:あのさ。政治家の仕事は何かね? これは、流石に呆れてものが言えない。 2010年06月02日(水) 「<鳩山首相>両院議員総会で辞任表明 小沢幹事長も引責」←辞めれば責任を取ったことになる人はいいですな。 (ココログ) 辞任の際、鳩山由紀夫前首相は、 社民党を政権離脱という厳しい道に追い込んだ責任を取らねばならない。政治とカネに決別する民主党を取り戻したい。 と述べ、さらに、当時の記事には、 「私も引きます。しかし、幹事長も恐縮だが職を引いていただきたい。そのことによって、新しい、よりクリーンな民主党を作り上げることができる」と要請し、小沢氏が「わかった」と応じたと述べた。 と書かれていた。 要するに、政治資金に関して不明瞭な人物が首相と幹事長に居座っていたら、民主党に対する国民の信頼(が本当にあったのかどうか分からないが)を、 失う、という理由で鳩山は首相を、小沢は幹事長を辞めたのである、と国民は理解した。 鳩山・小沢辞任当日の世論調査結果は、次のように報じられた。 ◆記事:緊急アンケート〜鳩山首相辞任に半数が「賛同」、小沢幹事長辞任賛同は8割近く(6月2日16時20分配信 RBB TODAY) 小沢一郎が幹事長を辞める以前から、各種世論調査は、「小沢は幹事長を辞めるべきだ。」が7割を超えていた。 そして、辞めた後も、8割の人々が「辞めて当然だ」と思っていたのである。 言葉は悪いが「小沢は引っ込め」というのが民意である、といっていい。 それから、3ヶ月経っていない。 いくら菅直人内閣総理大臣が、参議院選挙で「所得税増税」を口にして、民主党が惨敗したからといっても、 日本の首相が2ヶ月や3ヶ月でコロコロ変わるべきではない。 しかもよりによって、政治資金で何やら訳の分からない所があり、もしかしたら起訴されるかも知れない人物が、 与党の代表戦に立候補するという。民主党のクリーンなイメージを回復する為に幹事長を辞めた人間が、 内閣総理大臣になるかも知れないのだ。 そして信じがたいのは、それを「あなたも一緒に辞めてくれ」といった鳩山由紀夫が支持するということだ。 私は、朝日新聞は好きではないが、27日付の社説、小沢氏出馬へ―あいた口がふさがらない には、ほぼ全て同感である。 いつも書くけれども、日本国憲法第41条は、 国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。 と謳っている。政治家、特に国会議員は「国権の最高機関」のメンバーであり、国民の信託を受け、法律を作り、 この国を如何に運営するかを話し合う重責を担っている。 現在、日本経済の置かれている状況は深刻である。円高、株安が急速に進展し、長らく続くデフレや悪化する雇用問題で、 多くの国民が困窮している。 それにも関わらず、国会議員たちは「政治」を忘れて「政局」の情報収集に血道を上げているのであろう。 誰に付けば、次の選挙で、再び自分が国会議員に当選できるか。如何に行動すれば、有利なポジションに付けるか。 私欲ばかりが前面に出ている。国会議員の私欲を満たす為に国会があるのではない。 本来の仕事をしろ、と言いたい。議員の怠慢を非難しない、マスコミも悪い。 27日付の社説で特にアホなのは、読売である。 小沢氏出馬表明 日本の針路を競う代表選に(8月27日付・読売社説) そもそも、国民の非難を浴びて幹事長を辞したばかりの人間が内閣総理大臣になるかも知れない、 というだけでとんでもない話なのである。何が「日本の針路を競そう」だ。馬鹿も休み休み言え。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2009年08月27日(木) 【差替】【翻訳】「日本の新しい道」(鳩山由紀夫氏が27日付ニューヨークタイムズに寄稿した論文)
JIRO
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