JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆参院選で「私と小沢さんとどちらが首相に相応しいか?」と言ったのは、総理自身でしたね? 参議院選挙の投開票日は、7月29日だった。 何故、安倍首相はいまだに辞めないのだ? ということである。 マスコミ、「有識者」、一般人、皆、安倍首相が辞めないのはおかしいと思っている。 当然である。 参院選の演説で安倍首相は幾度となく、 「私と、(民主党の)小沢代表のどちらが、総理として相応しいかを問う選挙だ」 と大きな声で発言した。 結果は今更いうまでもない。 与党が参議院で過半数割れ。自民党単独では30議席台という、「歴史的大敗」を喫した。 安倍首相の言葉をそのまま当てはめると、有権者は小沢代表が100点満点ではないにしろ、 「安倍首相よりは小沢代表の方がマシだ」 という、明確な意思表示をしたことになる。 別の言い方をするならば、有権者は 「安倍首相は、首相として不適格である」 と、引導を渡したのである。選挙結果を見れば誰も否定出来ない。 しかし、何ということだ。安倍首相はいまだに辞めない。この人物の頭の中はどうなっているのだ? とりわけ、開いた口が塞がらなかったのは、選挙後の記者会見で安倍首相は、 「基本的な(経済)改革路線については、国民の理解を得られていると思う」 と述べ、流石におどろいた新聞記者が、 「何故、国民の理解を得られていると思うのか」 根拠を示せ、と詰め寄った。すると安倍首相は、 「街頭演説における、聴衆の反応で分かった」 という。 それでは、一体、あの選挙は何だったんだよ? と誰しもあきれてものが言えなかった。しかし、日本人の悪い癖で10日もすると忘れてしまう。 だから、本稿にてリマインド(思い出させる)している。 ◆国民から「首相として不適格」と判断された人物が、内閣改造などして良いのか 内閣改造後の安倍首相記者会見を聞いた。 「要するにあんたは何をするの?国民はあんたに辞めろといっているのに、居残って憲法改正する気か?」 と、問い質したい。 改造内閣の一覧は、Yahoo!みんなの政治 - 安倍内閣閣僚名簿等 - 内閣閣僚名簿 で見ることが出来る。ここから各人のホームページ(全員ではない)へのリンクが貼られている。 政治家のホームページなど、自分に都合の良いことしか書いていないが、ボチボチ読んで見ると面白い事もある。 新官房長官・与謝野馨氏は、与謝野鉄幹・与謝野晶子の孫である。直系だ。 政治家としての経験は豊富だろうが、食道癌の手術を受け、4ヶ月前に退院した人である。 そういう人を、官房長官にして、激務に耐えられるのか(本人が生きているウチになりたかったのかもしれないが)。 こういうことは、一事が万事で、安倍首相の鈍さ、気の利かなさが、非常に端的に表れている。 それはさておき、国民から首相として不適格と判断された人物が、なお宰相の座に座り続け、 内閣の閣僚を交替させることで、何とか誤魔化そうというのが、今回の内閣改造だ。 根本的に間違っているのである。 しかし、どいつもこいつも俗物だね。それほど「大臣」になりたいのかね? 舛添要一の嬉しそうな顔。こいつが、年金問題の責任者になるのですからね。やれやれ・・・。 【読者の皆様にお願い】 駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。 画面の右下にボタンがあります。 よろしく御願いいたします。
2006年08月27日(日) 政治家が、自分が書いた本の通りに政治を行うと思っている人はかなり、おめでたい。
JIRO
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