JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆ポジティブ・シンキング(positive thinking)をしない。 サラリーマン向けの「自己啓発書」って読んだ事がないのですが、 自分は、仕事が(労働が)好きなんだ。 と、思い込もうとした時期があります。 逆効果でした。理由は簡単で、それは「自己欺瞞」だからです。 サラリーマンは、昨今、大分事情が変わってきたとは言え、 比較的、安定した立場です。面白さを犠牲にして安定を選んでいるのだ と正直に認める。 自分は、本当は仕事なんか大嫌いで、1日、家でゴロゴロしていたいが、食う為に働くのだ。 と、はっきり認めるのです。私はそれで、苦しさから解放されました。 一見「好きなことをしている人たち」、つまり音楽家、絵描き、役者、等々も 全て自分の好きなことだけをして生きている人は、殆どいないと思います。 音楽家だって、「本当はこんな曲、つまらない」と思っても、しかもそれが 難しくても、上手く弾けなければならない。大変です。 それでも、サラリーマンよりは、好きな曲に当たったときの音楽家のほうが面白いだろう、 と思います。しかし、サラリーマンほど将来の安定は保証されていませんし、 間違えてばかりいたら、仕事が来なくなる。素人ならいくら間違えても笑って済ませられます。 職業となったらそうはいかない。 結局どんな人間も、1人が全てを手に入れることは出来ないのですね。 「安定」を手に入れた者を「仕事の面白さ」犠牲にするのです。 始終違ったことがきて、面白いこともある職業に就いた者は、 勤め人ほどの「安定」は得られない。 そのように割り切ったほうがいいのです。 私は前述したように28年間仕事がつまらないけれども、 仕事自体はまじめにやってます。周囲が見ているのはそれだけです。 頭の中で「つまらねえなあ」と思うのは完全に自由です。 これが出来るようになると大分楽ですよ。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年06月25日(土) 【音楽】お薦め。スヴェトラーノフ=N響、チャイコフスキー 交響曲第5番。
JIRO
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