JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:福島第一原発4号機 壁に傾き(NHK 6月26日 5時27分) 水素爆発で大きく壊れ耐震性が懸念されている福島第一原子力発電所4号機で、 ◆コメント:消費税どころじゃ無いでしょ? 消費税率引き上げが衆院本会議で可決されたが、54名の民主党員が反対票を投じた。 情報の軽重を考えることは大切です。「欧州」「橋下」「高橋容疑者」「子供の脳死臓器移植」 という文章を書いた。この時には、原発を最優先と見なしていないが、 その時々で、ことの軽重(けいちょう。重要度。優先すべき程度)は変わる。 今日は、政治家、メディア、世論全てが「消費増税法案」を日本のトップニュースであると見なしているが (あるいは、そう思うように誘導されているかもしれないが)、 それは間違っている。 冒頭に転載したNHKの記事が伝える状況は「国家の存亡」に関わることだ。 本来「消費税」など完全に無視して、福島原発4号機、使用済み燃料プールの現状把握に、 日本国内の全てのエネルギーを注ぐべきだ。 ◆4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です(小出助教 3月8日 テレビ朝日系列「モーニング・バード」) 小出裕章京都大学原子炉実験所助教が4号機使用済み核燃料プールに言及したのは 2012.03.23 福島原発4号機の使用済み核燃料プールが壊れたら、(東京も含めて)「おしまいです」(小出助教) 福島第一原発4号機の危険は、世界が固唾を呑んで監視していると言っても過言では無い。 アメリカの上院議員まで書いている。 福島第一原発4号機・使用済み核燃料プールの危機的状況を米上院議員が指摘、「国際的支援を仰げ」と駐米大使に書簡を送付 (東洋経済 オンライン 12/04/18) これを取り上げた、弊ブログの記事は、 2012.04.22 福島第一原発4号機の危険を指摘しているのは、小出助教だけではない。 である。因みにこの上院議員は、ロン・ワイデン上院議員(Sen.Ron Wyden)で、彼のサイトの原文は、 After Tour of Fukushima Nuclear Power Station, Wyden Says Situation Worse than Reported だ。さらに、 「福島原発4号機は危機的状況、国際的な責務果たせ」――元駐スイス大使が枝野・細野両大臣と米倉・日本経団連会長に要請(オルタナ 4月13日(金)13時50分配信) と、この時期、様々な方面から、4号機使用済み核燃料プールに速く対処しろ、との警告が発せられているのに、 野田首相はじめ、国会議員は誰1人4号機の「よ」の字も口似せず、消費税率引き上げを利用した党利党略に奔走している。 使用済み核燃料プールがもしも崩壊したら手のつけようがなく、横浜付近まで、要避難区域になるだろうと小出助教は繰り返し書いたり、 テレビで話している。知らないでは、すまされない。 日本そのものが、人が住めないぐらい放射能で汚染されたら、消費税も橋下大阪市長批判も出来ないのである。 物事の軽重を、見誤っては、いけない。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年06月26日(日) 【福島原発】考えるのは憂鬱だが、考え続けなければいけないのだ。
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