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| 2010年01月07日(木) |
今の大学入試制度は、異常に複雑ですね。 |
◆つい先日、私立中学に入れたと思っていたのに・・・・。
私事で恐縮だが、愚息が今年大学受験である。
つい先日(といっても6年前だが)、私立の中高一貫教育校に入れたと思って安心していたのに、
アッというまに6年間経ってしまった。
自分の経験から、愚息を見ていると、今年はまず、絶対に志望校には合格しないだろう。
それはいいのであるが、それでもとりあえず、受験を最初から放棄する訳にはいかない。
従って、願書を提出しなければならない。
私立大学三校の願書を取り寄せたが、大学入試が驚くほど複雑になっていて、驚いた。
唖然とするほど、制度が変わり、複雑化しているのだ。
◆推薦入学、一般試験、AO入試、だってさ。
私の頃は、或る私立大学の或る学部を受験する場合、単純明快であった。
○○大学、△△学部・◇◇学科を受験したいのなら、その旨を記し、本人を特定出来る資料と、
高校教育の全課程を修了した証明書と、受験料を、大学の事務局に持っていけば、受験票が送られてくる。
ただそれだけである。
試験方式の選択の余地などなく、その学校のその学部・学科の入試問題を試験当日に解いて、
点数の高い者から、定員を満たすまでが、合格となる。
凡そ「入試」というのはそれしかない、と思っていたが、それから30年を経た今、
大学入試制度は、複雑極まりない。
少子化のため、大学は学生数を確保したいし、受験料は貴重な「収益源」である。
特定大学の特定の学部に合格するにも、コースが多種多様なのだ。
昔ながらの入試に近いのを一般入試といい、ただしこれも、受験科目数2科目のコースと3科目のコースがある。
二科目なら、それぞれでより高い点数を取らねばならぬ。
さらに、センター試験利用型というのを併願出来る。センター試験で一定水準以上の点数を獲得したものは、
大学固有の学科試験は免除される。
その他、推薦入学や、面接で自己アピールをするだけのAO入試という訳の分からん「入試」もある。
A大学の法学部、法律学科を受験するとしても、複数の試験方式を選べば、2度のチャレンジが可能な場合もある。
無論、大学は複数方式や複数学部併願を許すことにより、受験料を取ることができるので、
複数の試験方式の併願を薦める。最後は受験生とその親が決めるのだが、
願書があまりにも複雑である。
◆恥ずかしながら、義父の助けをもとめた。
願書はマークシートになっているが、非常に入り組んでいて、下手をすると願書の記入ミスにより、
受験出来なくなる恐れを感じた(この複雑さを見ると、毎年、受験以前に手続き上の失敗により、
本来受けたい学校の受けたい試験を受けることができず、浪人を余儀なくされる子がいるのでは、
という想像すら、成り立ってしまうほどである)。
本来、親の仕事、いや、受験する本人が書くべきだが、私は昼間は会社だし、
帰宅後は、疲れていて、とても頭が働きそうにない。しかし、願書受付の締め切りまで
時間がない。義父に応援を頼んだ。この人は東大工学部を卒業した金属工学の専門家。
大秀才である。長年、金属素材を生産する大企業の研究所で所長をつとめ、工学博士号を持っている。
この義父ですら、願書を見て、あまりにわかりにくさに困惑し、�技�間も説明を読んで、
何とか理解出来たという。「説明が不親切だ」と怒っていたそうだ。
息子の同級生の親御さんに訊くと、やはり家族総動員で、脳みそが汗をかくほど、考えたという。
「ゆとり教育」で子供は馬鹿にしておいて、その子供が受験するに際し、本人だけでは
どうしようもないので親が血相を変えて願書を書く。
文科省だけの責任ではなかろうが(AO入試などという制度が認められたとしても、実行する学校側の
見識を疑う)、文科省は、考え得る限りのアホな教育政策を採用してくれる。
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