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■ 第4回GC活用研究会
早朝起きて,昨日の研究授業を振り返る。 授業案に,その後の流れと, 自分なりのコメントを記入しプリントアウト。 授業終了時に生徒の書いたものにも再度目を通す。 個々の学びに,さらなる広がりや問いを見つけ感激も新たに。 人に授業やっていただくのは難しいが, それでも,それだから見えてくることもある。 思いを文章にまとめる時間がないまま, 息子をサッカーの会場に送り, そのまま名古屋へ向けて,車を走らせる。
今年で第4回と,回を重ねたGC活用研究会。 会場の愛教大附属では,すでに模擬授業のリハーサル中。 大学生を相手に模擬授業をして授業を再現。 リアルタイムに進行することだから, 参観者もその空気を共有できる。 ビデオを見るよりはるかに面白い。 こんな企画を考えてしまう玉置・大西コンビの凄さ。 とはいえ,リハーサル時には何をどうすればいいのか, 考えが全くまとまっていなかった。 とりあえず,Voyageにデータファイルを転送。
2時間の授業を15分でどう再現すればいいのか。 自分が基本ベースは描いたものの, 自分の授業とは違う展開。 「理想とする授業をやってくれればいい」という 玉置先生の言葉に, 「理想は,生徒が数学する授業なんだから, シナリオは作れないんだよな・・」とも言えず,立ち往生。 約1時間もジタバタし川崎チームの時間まで浪費。 (申し訳ない。) 席に戻って,何を主張すべきかを再検討。 主張が決まれば,限られた時間をどう使うかは自明。 自分の企画した授業で,GCを活用する意図は2つ。 ・生徒が図を動かすことで, 生徒の新たな気づきや予想,問いを引き出す。 ・図形の連続的・統合的な性質を体感する。 (2辺の垂直二等分線と交点 2点を通る円の中心と半径と円周角) 前半の授業をほぼ省略。リハーサルした大学生の顔が焦る。 気にせずGCの活用場面からスタート。 Voyageを大学生だけでなく,先生方に操作していただく。 生徒の気づきや問いを紹介し,GCLで確認する。 やはりmimioで黒板上で図形を操作するのはいい。 生徒にも操作させることができるのは面白い。 生徒役の大学生も,ドキドキしながら操作する。 スタンドアップもちょっとだけ示す。 語りたいことはまだまだあったが,時間を見て終了。 なんとか役目を果たせたかな?
模擬授業の後は,パネルディスカション。 他の授業との比較・分析が実はできていないまま, 司会の大西さんに指名され,思いつくまま語る。 「川崎案は,そもそもおかしい」という 玉置先生の発言から一気に盛り上がり, 「小牧をギャフンと言わせたい」と受けて立つ地曳先生。 それぞれの主張の中に,授業への思いが見えてくる。 大西さんの,切れ味鋭い論点に何度もうなずき,メモ。 ・GCはインパクトだけなのか, 理解したり本質に迫る道具ではないのか? ・理論と視覚の差,根拠と感覚の差? ・GCの性(さが),静的なユークリッド幾何を超えるもの。 ・今の枠を超える破壊力を楽しむのか押さえるのか。 このあたりは2004年の有田中で 「作図ツールは暴れ馬」と感じたことを思い出す。 想定外の光ヶ丘案登場で,会場の意見も大きく変わり, パネラーとしてよりも,その場を楽しむ一人に。 自分の主張を何度かする中で,改めて授業観を語るが, それが普及しない理由でもあるのだと感じ始める。 生徒役の大学生の 「今回の間違えは,傷つかないけれど,印象に残る間違い」 という発言に,一同ホッとし, 最後はご隠居馬場先生の 「GCは,くさや」という,これまた凄い一言で締め。
飯島先生のGC活用研究会の歩みを振り返っての講演で, 改めて,静岡チームとしてではなく, 自分のプランであった(できしかなかった)ことを深く反省。 本当は,各地で盛り上げる渦を作って, この場に参加することを期待されての企画。 玉置先生の「学校ぐるみで・・」という言葉が痛い。 企画者の思いに答えられなかったのは, 自身の,時間的な問題や, サポートする機器(プロジェクター)が 静岡にはほとんど無いこともあるが, 一番の原因は, 自分の理想とする授業は,誰でもできるわけでないことか。 流れを一度に変えることは難しい。 でも,まずは校内から動かしていこう。 物理的な問題の解消を図ろう。 どんな簡単な利用でも, プロジェクター+mimioがあって,初めてできること。 だったら用意するしかない。 松下の研究助成に応募しようと堅く決意。
大西さんから,スタンドアップのこと, 授業観・数学間について改めてコメントしてもらう。 勇気づけられる言葉に添えて,具体的な示唆もいただく。
その後の懇親会は,大学生を交えて。 いつの間にやら, 自分がGCを本気で使うことの凄さや, 数学的に探求するおもしろさ, 生徒の発想の素晴らしさを知った,円の授業を語る。 三角関数の問題を必死にコースターにメモして挑戦し, 素直に聞いてくれる大学生達に感謝。 伝えたいものが,いくつもある。
上原さんのナビで同じ宿へ。
2005年12月23日(金) 表情から 2004年12月23日(木) 親の思うようには 2003年12月23日(火) 無限のバリエーション
2006年12月23日(土)
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