白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2013年12月04日(水) 冬の手仕事。

最近、猛烈に毛糸で何か編みたくてたまらない。アクリルタワシとか、そんなんじゃなくて、もう少し浪漫があるような物を。

先週、先々週は腰痛だったり、風邪ひきだったりで体調が悪かったので、空いた時間はひたすら寝て過ごしていた。「ちょっとでも横になろう」と言うよりも「もはや起きてられない」って感じのギリギリっぷりで、今にして思えばよくやっていたと思う。

今週に入って元気になったとたん、ちょっと余力が出てきて、僅かながらも「自分の時間」が持てるようになった。実家の母の都合で病院送迎が無い日が数日あるのも後押ししているのかも知れない。

とりあえず手元にある物を使って手芸をしてみた。娘の縫いぐるみ(食玩のオマケ)の布団セットと洋服など。材料はハギレだの、レースの余りだの。娘は夫に買ってもらった食玩のクマの縫いぐるみがいたく気に入ったらしく、籠にティッシュペーパーを敷いて寝かせていたので、布団を作ってやるべきかな……と。ついでに、以前ペンギンの縫いぐるみのために作った服と同じ生地で服も作った。娘はいたく喜んでくれて、私も満足だ。

しかし、どこかコレジャナイ感が拭いきれない。私がしたいのは編み物であって、手芸ではない。そもそも私は針仕事が大嫌いなのだ。

冬、炬燵で編み物をしたくなるのは、流行病のようなものだと思う。今は特に毛糸で作らねばならない物なんて何も無いのに、何か編みたくて仕方がないのだ。昔、伯母が冬になると毎年のように大量の靴下(室内スリッパのような物で靴下の上から履く)を編んでくれた。当時は「どうして、こんなに沢山くれるんだろう?」と不思議に思っていたけれど、今の私なら伯母の気持ちが理解できる。きっと伯母は、ただ編みたかっただけなのだ。

どうしたものかなぁ。毛糸で本気出して何か作るとなると、けっこう値段が高くつく。かと言って100円ショップで売っているような安い毛糸で何か作っても暖かい物は出来ないだろうし……実に悩ましい。

ちょっと様子を見て、どうしても衝動が抑えきれなくなったら何か編もうと思う。よくよく考えてみると編み物よりもクリスマスカードを書く方が先だと思うし。そもそも暇を持て余しているって訳でもないのだし。それにしても冬の編み物って浪漫あるよなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

クマの布団と洋服。この紫のクマは娘のお気に入りのペンコとは姉妹だそうです。娘にとって種族の違いなんて些細な事のようです。







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【同月同日の過去日記】
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白蓮 |MAILHP