姿見に映った自分の姿を見て「色気が無いなぁ…」と溜息をついてしまった。独身時代から「色気に欠けている」と言う意識はあったけれども、結婚してから「色気の無さ」に磨きがかかったような気がする。
女の色気は、既婚・未婚、あるいは老若に関係ないように思う。人妻とて色気が匂い立つような人だっている訳だし。立原正秋とか渡辺淳一とか、あるいは中山可穂がむしゃぶりつきたくなるような、お色気ムンムンの人妻になりたい……とまでは言わないけれど、もうちょっと、どうにかしたいように思ったりする。これって容姿だけの問題では無いように思う。中身から滲み出る「何か」が関係するような。
自分を卑下するつもりはないが、第三者の目に私は、せいぜい「感じの良い奥さん」程度にしか映っていないだろう。そう言えば親しい友人から「白蓮はきっと、子供が出来たら『ママ』じゃなくて、いきなり「オカン」になるんだろうね」と言われた事があるけれど、たぶんそれは当たっている。白いエプロンの眩しい人妻にはなれなくても、割烹着の似合うオカンにはなれるだろう。まぁ、そう言うのも捨てたものでは無いのだが、もう少しなぁ……てな訳で。
だが、しかし。理想は高いが現実は厳しい。自分の努力次第で改善出来ると分かっていても、ついつい自分を甘やかしてしまうのだなぁ。もう少し色気のある女性になるべく邁進したいものだ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。