白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2013年07月11日(木) 決戦は金曜日!

明日、朝イチで実家の母を心療内科に連れて行くことになった。

母はもうすぐ癌の治療で入院を控えているのだけれど、それとは別件で長らく身体の不調を訴えていた。「口と喉に違和感がある」というもの。母が言うには、何を食べても味がしないし、飲み込み難い。噛み合わせが変で物を食べるのが辛い。とのこと。

かかりつけ医や、耳鼻咽喉科、歯科等で調べてもらって、病気の加減で亜鉛が足りないのだろうと言われて亜鉛を処方しもらったり、加齢による唾液量の現象から症状が起こるのだろうと調べてもらったり、あれこれ手を尽くしたけれど、結局どこにも異常がなくて、最終的には「気のせい」「神経質過ぎる」的な扱いになり「そう言わずに頑張って食べましょうよ」という流れになっていた。

でも私はずっと不思議に思っていたのだ。「口と喉に違和感がある」と言っても、母が言うには「朝はマシで夕方酷くなる」とのこと。そして「食べるのが辛い」と言うわりに、外食だったり我が家に招いて食事を取ると、案外しっかり食べていた。しかも症状は日によって大きく違う。これは器質的な事ではなくて、心身症の類じゃないかな……と。

で。調べてみたら歯科心身症とか口腔心身症とかいう病気が母の訴えとズバリ合致する。比較的年配の人に多いらしい。歯科治療の後におこりやすい病気で、症状が出始めた時期とも噛み合っている。

母は以前から症状を訴えていたのだけれど、癌の治療の話が出た頃から、急激に悪化した。私は母に心身症の可能性を説明して、心療内科での治療を提案したのだけれど、今までずっと理屈をつけて拒否され続けていた。しかし、今日の朝、食事を持って実家に行ったら「口の違和感があって、何も食べられない。昨夜は一睡も出来なかった」と酷い状態に。

流石の母も観念したのか、心療内科に行くことを承諾。明日、娘を幼稚園バスに乗せたら、その足で母を迎えに言って、病院に連れて行くことになった。本当は今日連れて行きたかったのだけど、すぐに診てもらう事が出来なかったのだ。心療内科は少ないので、むしろ明日行けるのはラッキーなのかも。

ここまで漕ぎ着けるのは本当に大変だった。私が見当はずれな予想をしている可能性もあるし、まだまだ大変なんだろうけれど、ひとまず前に進めそうで嬉しい。明日、土壇場で母の気が変わらない事を祈るばかりだ。

そんなこんなで今日も母の事で色々あったり、娘の懇談会があったりと盛り沢山過ぎる1日だった。たぶん明日も盛り沢山が予想される。娘の懇談会の話も書きたかったのだけど、そろそろ気力が尽きてきたので今日の日記はこれにてオシマイ。


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