ふと気が付けば写真が増えていた。
私も夫も知り合った頃から結婚当初は写真を撮ることに対して熱心ではなかった。新婚旅行の写真はお義理程度に撮った程度。2人とも「思い出は自分の脳味噌と心に刻んでおこう」という考え。それでも、お祝いや何かで戴いた写真立てには、その中から選りすぐりの1枚を飾っている。逆を返して言うならば、写真たてを戴かなければ、写真を撮らないんじゃないかな……という感じ。
しかしながら、先日の白浜旅行ではデジカメを新調した。写真に対して思い入れの無い夫婦だが、子供が生まれたらアルバムの1つでも作ってやらねばなるまいか……ということで。新婚旅行で使った旧式のデジカメは、とっくに壊れていて修理するのが勿体無いくらい古いものだったのだ。旅行の写真は練習のつもりで撮ったのだけど、思っていたより楽しかった。写真に振り回されるのは愚かだけれど、折々に写真を撮っておくのも悪くない。
なんとなく写真に興味が出てきた……ということもあって写真立ての写真を変えたり、戴いた写真をアルバムに貼ったりしたのだけれど、写真に熱心でない夫婦なのに、写真はそれなりに増えていた。結婚して1年半弱。写真を眺めながら、私と夫は時間をかけて家族になっていったのだなぁ……なんてことを思った。
私達の家族の歴史はまだまだ始まったばかり。赤ん坊が生まれたらより一層、家族の写真も増えていくことだろう。家族が1枚の写真に写っているという、当たり前のことが何故か心に染みる。妊娠のせいで、感情面が敏感になってるのかも知れない。
いつか遠い日、また違った想いを抱きながらアルバムのページをめくったりするのだろうか。遠い未来のことなど想像もつかないけれど、家族で良い時間を過ごせるように努力を続けていきたいなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。