帰りの電車で、朝顔の鉢植えを抱えている御婦人を見かけた。
目の醒めるようなブルーの朝顔。いっときブームになった「天上の青」ってヤツだろうか。まだ、1つ2つしか花を付けていなかったけれど、これから徐々に咲いていくのだろう。朝顔の花というと、小学校の理科の授業でプラスチックの鉢に種を蒔いて育てた記憶があるのだが、その当時は「学校の授業」という意識が先に立っていたから、綺麗だとは思えなかった記憶がある。だが、今日見かけた朝顔は、黒い陶器の鉢に植えられて、風情があると言うか、上品そうというか……とても素敵だった。
……なので猛烈に朝顔の鉢植えが欲しくなってしまった。
想像してみるだに、うっとりしてしまう。朝起きて、新聞を取るとき、ふと目をやればキラリ輝く朝顔の花。ジョウロで水をやったりなんかするのだろう。水を含んでキラキラ光る葉っぱや、これから咲こうとする蕾を見ながら「夏だなぁ」と、しみじみしたりして。朝顔の鉢があるだけで、朝のひと時が楽しくなること請け合いである。
もっとも朝顔の鉢植えを買ったとしても、夏の終わりまでちゃんと育てる自信が無いのだ。「途中で枯らせてしまう」に3000点。お花は好きだが、私に出来るのは切花の水替え止まり。大人になって植物を育てたことは1度も無いのだ。自分の身の回りのことも出来かねているのに、朝顔の世話が出来るとは思い難い。
でも欲しいなぁ……我慢出来るか微妙な感じ。週末に園芸店を通りかかったりしたら、ヤバイかも知れない。とりあえずは今週を乗り切ってからの相談ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。