白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2004年07月11日(日) おにぎりドリーム。

以前「カレーライスには夢がある」てな日記を書いたことがあるのだけれど、私はカレーライスよりも、おにぎりにドリームを感じてしまうタイプである。今日はおにぎりドリームな話。

昨日は休日出勤だったので、今日は思う存分朝寝坊をしようと思っていたのに七時起床。うっかり約束をするんぢゃなかったと公開しつつ、手早く朝食を済ませて作業に取り掛かった。そう……7人の若者のためにおにぎりを握ったんである。

愚弟は年明けからコスプレ写真にハマっていて、今日は京都の竹藪で撮影会とのこと。忍者ネタの作品らしい。前日、愚弟から「なんか撮影に使える小道具ないかなぁ」と相談を受けて「そうだねぇ。竹皮につつんだ『おむすび』なんていいんじゃないかなぁ。時代物だったら、無骨な感じの大きいヤツが3つほどあったら写真映えするだろうし」と発言したのが運の尽きだった。

「それ、いいね♪」となったはいいが愚弟は片手が不自由なので、おにぎりなんて握れない。勢い、握るのは私……ってことになる。そして小道具の『おにぎり』を用意するのに「差し入れ」もしない32歳女というのは、どうにも格好がつかないということで、撮影部隊7人分のおにぎりをと、小道具用のおにぎりを握るハメになってしまった。

小道具用のは無骨で大きなおにぎりで良いとしても、差し入れに無骨なものはいただけない。しかもメンバーの大半はうら若き娘さんときている。食べやすい小ぶりのおにぎりを3種類(梅・昆布・鮭)を用意することにした。自分が参加する訳でも、食べるわけでもない物を作るだなんて、どうかしている……と思いつつ、せっせと握った。艶々な海苔を巻き、1つ1つサランラップでくるみ、もはやコダワリの領域である。

我ながら馬鹿過ぎる……てか、そんなにコスプレ写真が好きか? てか、むしろ「おにぎり」フェチ? と自問自答すること小1時間。たぶん私は「おにぎり」が好きなのだ……という結論に達する。おにぎりを握っているだけで、なんだかワクワクしてしまうのだ。おにぎりフェチと言っても過言ではない。そして贅沢を言うなら「おにぎり」を「お弁当」まで昇華させることが出来れば最高だ。通勤弁当では駄目だ。「行楽弁当」なら最高だ。私は「ピクニック」とか「外ご飯」ってシュチュエーションに滅方弱い。当然ながら「差し入れ」も可。

ああ……お弁当持ってどっか行きたい……

自分のおにぎりドリームに呆れつつ、愚弟を送り出した。そして本日は図書館へ行ったり(給料日前で懐が淋しかったため)、食料の買出しへ行ったり、選挙へ行ったりして地味に過ごした。つくづく自分の食べない差し入れも好きだが、自分も参加する行楽弁当を造りたい……と思った次第である。

行楽弁当どころか、明日からまた1週間が始まる。コツコツ働かねばなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年07月11日(木) 夾竹桃の花。

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