白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2013年03月12日(火) 今年も咲いた。紙芝居屋さん。

ようやく白い木蓮の花の季節がやってきた。

今年は冬が長くて梅が咲くのも遅かったし、白い木蓮が咲くのも遅かったように思う。大阪では咲いている木もあるけれど、まだまだ堅い蕾のままの木も多い。日記のタイトルにもHPのタイトルにも付けてしまうほど、私は白い木蓮の花が好きなのだけど、今年は一斉に「わぁっ」って感じで咲いてくれないせいか、なんだかテンションが上がらない。今日も毎年見事な花を咲かせている木のところに行ったのだけど「まだまだですよ」ってな感じで残念無念。

さて。話は変わるのだけど、日記に書きそびれていた事など。

土曜日は家族で大泉緑地へピクニックへ行ったのだけど、その時「紙芝居屋さやん」に遭遇した。

紙芝居屋さんを生で観るのは私自身初めてのこと。知識として知ってはいたけれど、私の子どもの頃はすでに紙芝居屋さんは見掛けなくなっていた。土曜日に遭遇した紙芝居屋さんは60代とおぼしき男性だった。1回100円で水飴と型抜き遊び付き。もちろんお金を払わなくても紙芝居を見ることは可能。娘は水飴を舐めながら紙芝居を楽しんだ。

紙芝居の演目は『黄金バット』だった。続きものだし、絵もおどろおどろしいのだけど、子どもたちは夢中で紙芝居を観ていた。娘など途中、怖くて泣きそうになっていたほど。紙芝居だけでなく「クイズコーナー」なんてのもあったりして、クイズに正解した子どもには駄菓子が渡されていた。娘が喜んだのはもちろんだけど、私も夫も楽しませてもらった。

紙芝居屋さんは一応100円って事になっていたけれど、実際はクイズコーナーでお菓子をバンバン配っていたので、儲けどころか足が出ているんじゃないかと思う。お金儲けではなくて趣味でされているのだと思う。ありがたい事だ。

人を楽しませるって素晴らしいことだなぁ……と感動した。

あの紙芝居屋さんのおじさんは、あの場にいた子どもと大人を笑顔にしてくれた。人を笑顔にするのって本当に難しい。私が笑顔に出来るのは、せいぜい夫と娘くらいのものだ。だけど紙芝居屋さんのおじさんは、たくさんの人を笑顔することが出来るのだ。素晴らしい過ぎる。

良い物に触れると元気が出ると言うか……ちょっと上手く説明出来ないけれど嬉しい気分になった。あの紙芝居屋さんにまた会いたいなぁ……なんて事を思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


本日のお弁当。味噌焼きおにぎり、ウィンナー、鳥唐揚げ、スナップエンドウ胡麻和え、じゃがバタコーン、黒豆、苺(別容器)。年中最後のお弁当。なんだか居酒屋みたいなメニューだ。







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