白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2012年02月24日(金) 母の老いと自立。

先週末から引きずっていた風邪がやっと良くなった。まだガラガラ声だけど、もう大丈夫。なんだかんだで1週間。今回はちょっと長びいてしまったけれど、ここまで回復出来て嬉しい。

日記には書きそびれていたけれど、一昨日から実家の母がぎっくり腰でダウンしている。

ぎっくり腰って、これと言った治療法はなくて、早く治るには「安静にしている」以外に方法が無い。一昨日は差し入れ等を持ってお見舞いに。実家の母は持病があって、近くの病院に毎日通院しているのだけど、動ける状態では無かったので、一昨日は病院へ行かなかった。そして昨日は休診日。3日以上点滴を飛ばすと具合が悪いだろうし、だからと言って動ける状態ではないだろうから、病院に送迎しなくては……と電話をしたところ「来なくてもいいよ。痛みどめ飲んで歩いていく」と実家の母。「安静にしてなきゃ駄目でしょ!」と言い聞かせて車で送迎してきた。

母がぎっくり腰をするのは初めてではない。なので彼女もぎっくり腰のことはよく知っていて、どうしたら良いのかも分かっているはず。なのに「歩いて行く」という判断をしてしまうとは……。自分を過信するにもほどがある。「娘に迷惑をかけたくない」と言う気持ちがあったのも分かるのだけど、それ以上に判断力が落ちているように思った。今回のことだけでなく、このところ実家の母を見ていると「それはちょっと…」と思うことが多い。ひと言で言うと実家の母は老いてきたのだと思う。

最近、実家の母に対して今までのように腹が立たなくなってきた。実家の母と私は決して仲の良い母娘ではなく、独身時代はいがみあっていたのだけれど、結婚して娘が生まれ、私にとって実家の母は「よその家の人」になったからだと思う。私は40歳を目前にして、やっと本当の意味で自立出来たのかも知れない。

実家の母はこれからますます老いていく。持病もあるので「長生きおばあちゃん」になるのは無理だろう。精神的な意味においても、金銭的な意味においても覚悟だけはしておこう。実家の母を看取って、その後夫の母を看取って……。私自身が心身共に元気でいなくてはなぁ……と、つくづく思う。

そんなこんなで今日は実家の母の病院に付き合ったり、家事をしたりと精力的にに活動した。こんなにバタバタ動くのは久しぶり。これも元気なればこそ。このままの調子で春を迎えたいものだなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

本日のお弁当。うさぎおにぎり(イカナゴ釘煮)鰯フライ、タコウィンナー、ミニアスパラ胡麻和え、蓮根キンピラ、黒豆、ウサギ林檎(別容器)。娘のリクエストでミニアスパラを買ってみた。割高だけど幼稚園児のお弁当には丁度良いかも。







目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
2011年02月24日(木) 回復しつつあります。
2010年02月24日(水) お人形のベッドと人間のテレビ台
2009年02月24日(火) よそは、よそ。うちは、うち
2007年02月24日(土) この秋、家族が増えまする
2006年02月24日(金) 優しさと可愛らしさ
2004年02月24日(火) 絵を貰う。
2003年02月24日(月) 冥利に尽きる。
2002年02月24日(日) 「生きると死ぬって何なんですか?」と質問を受けて。

白蓮 |MAILHP