白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2010年06月05日(土) 奈良散策

今日は家族で奈良公園へピクニックに行ってきた。

起床は午前5時。お弁当を作り、朝食等を済ませてから、娘を夫に託して私は1人整骨院へ腰痛治療。帰宅後、電車で奈良へ向かった。奈良は平城遷都1300年祭の影響で凄い人出だと聞いていたけれど、時間が早かったせいか電車はさほど混んでいなかったし、奈良駅からの道程も「いつも通りの奈良」と言った風情だった。

興福寺近辺で鹿せんべいを買った。奈良公園へは昨年の秋にも来ているので、娘は慣れた様子で鹿と戯れていた。今回のピクニック自体「鹿さんに会いに行きたい」と娘がリクエストしたもの。娘があまりにも大胆に鹿と遊ぶので、見ている方が冷や冷やしてしまった。娘は何度か軽く突き飛ばされたりしていたけれど、怖がる様子はなかった。

平城京跡や東大寺近辺は人が多いと聞いていたので人込みを避けて飛び火野方面へ。浮御堂のそばでお弁当を開いた。木々でぐるりと囲まれた池の傍は吃驚するほど涼しかった。日中は気温が29度まで上昇すると聞いていたのだけれど、さわやかで気持ち良く「ここでお昼寝したら最高だなぁ」と思ったりした。お弁当はアスパラガスの炒め物と、デザートのフルーツのヨーグルト和えが好評だった。

夫と「ここで本でも読んでポーッっと過ごせたら最高だろうなぁ」と言う話から「じゃあ、ここで読みたい本って何?」なんてことを披露しあった。私は武者小路実篤の作品か、三島由紀夫『春の雪』を読みたいと思った。武者小路実篤は、気持ちの良い自然から連想。三島由紀夫『春の雪』は奈良と言う場所から連想したもの。それこそ独身時代は1人で奈良を歩いて木陰で読書…なんてことも出来たのだけど、遊びたい盛りの娘がいるので無理な相談。木陰で読書はいつか、また…。

帰りは奈良まち周辺を散策しつつJR奈良へ向かった。木々の多い場所を歩くのは気持ち良いけれど、人の息遣いを感じながらの街歩きもけっこう好きだ。ぶらぶら歩きつつ、路地などを覗きつつ散歩気分の道行だった。JR奈良駅では「せんとくん」の着ぐるみに遭遇。「せんとくん」が大好きな娘は大喜び。一緒に写真を撮ってもらってご機嫌で帰宅した。

最近、お出掛けと言うと「娘を遊ばせる」ってことが第一条件になるため、大型遊具のある公園へ行くことが多かったのだけど、たまには大人も楽しめるようなお出掛けも良いものだなぁ。おかげ様で今日は心身共にリフレッシュした。明日は町内会の溝掃除。またまた早起きしなくちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

左からお弁当の時に見上げた空。浮御堂の景色。奈良まちのとある路地。お天気に恵まれた良い1日でした。











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【同月同日の過去日記】
2008年06月05日(木) オムライスの問題
2007年06月05日(火) 寝る前のお話
2006年06月05日(月) 梅雨にもなっていないのに
2005年06月05日(日) 定期券を落とす。
2003年06月05日(木) 大丈夫そうな人。
2002年06月05日(水) 梅酒を作る。

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