残暑が厳しいとは言うものの朝夕は心もち涼しくなっている気がする。まだまだ暑い日は続くのだろうけれど、なんとなく先が見えてきたようでちょっと嬉しい。
娘は今日も外遊び。暑さも寒さも関係なし。最近は水遊びブームで外に出ると家の脇にある水道の蛇口へ直行するのだけれど、今日はめずらしく最寄の公園へ行った。公園へ行くとお隣と斜め向かいの小学生男子が虫取りをしていた。娘とは随分と年が離れているけれど、娘にとっては大切な遊び仲間。彼もそれなりに娘の相手をしてくれる。今日も娘に虫取り網を握らせてくれたり、獲物を触らせてくれたりした。
公園からの帰り道、1人の子がお砂場セットだの、虫かごだの、虫取り網だのと荷物が多くて難儀していたので、私が虫取り網を持ってあげることになった。2人の小学生男子と娘と連れだっての帰り道、公園を出るところでトンボを見つけた。「こりゃ、たぶん捕れるな…」そう思った瞬間、私は反射的に虫取り網をふりかざしていた。虫取りなんて20年以上ぶりだったけれど感は鈍っておらず、あっさりとトンボを捕まえた。
37歳にもなって本気モードで虫取りだなんて、大人げのない話だけれど、どうにも我慢が出来なかったのだ。もっとも他のお母さん達がいたら恥ずかしくて出来なかったかも知れないけれど。
久しぶりに捕ったトンボは赤とんぼだった。まだまだ蝉も元気だし、揚羽蝶だって飛んでいるけれど、少しずつ秋モードに切り替わっているのだなぁ……と、1人しみじみ。捕まえたトンボは子供達に見せてから逃がしてやった。
小学生男子からの賞賛を心地よく聞きながら帰宅した。流石に娘に虫取り網を買うのは早過ぎるけれど、何年かしたら必要になるかも知れない。その際、娘よりも熱くなって虫取り網を振りまわさないよう気をつけなくては。大人げないことではあったけれど、本気で楽しんでしまった。私もいい歳した大人なので、虫取り網を振りまわしている場合ではないのだけれど、たまには良いよね……などと言い訳しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。