娘は最近、自分が身に付ける物に対してこだわりを持つようになった。自分の気に入った服を出された時は「キャーッ」っと万歳をして喜ぶくせに、気に入らない服だと着せられてから不服そうな顔で、胸のあたりを引っ張ったりする。
娘の好きな物は「いかにも女の子好み」なデザイン。色で言うならピンクと赤。フリルとレースとリボンが好き。柄やワンポイントだと苺・お花・ハート・さくらんぼ・ウサギがお気に入り。服の好みを無理強いした事など1度も無いし、娘はまだお姫様に憧れるような歳ではない。(絵本はたくさん読んでいるけれど、小さい子向けの絵本にお姫様は登場しない)誰も教えないのに「いかにも女の子好み」な物が好きになるのって、どういう仕組みなんだろうなぁ……と、つくづく感心させられる。
子供の好みや興味の対象は、その時々で変わっていくので、娘の「可愛い服好き」がいつまで続くのかは分からないけれど、現時点では娘の方が私よりずっとお洒落さんだ。
それにしても最近の娘の成長には驚かされっぱなしだ。私も人並みに親馬鹿なので「娘、可愛いよ。可愛過ぎるよ」と身悶えしている訳だが、それ以上に娘が1個の人格を持った人間として成長しているのだ……ってことを、強く感じるようになった。娘の好きなもの。嫌いなもの。私が教えた事は1つも無い。
彼女がどんな人間に成長していくのかは母親である私にも皆目見当がつかない。ただ娘が「なりたい」と思うような人間になって欲しいとは思う。そして出来るだけ娘の希望を叶えてあげたい。
……と言っても、娘の気に入った服ばかり着せるのは無理な相談。今日は子育て先輩の友人から「おさがり」を貰ってきたところ。見るからに娘の好きじゃない服もあったけれど、これから夏にかけて洗い替えは多い方良いのだ。娘の好みも取り入れつつ、ここは1つ親の都合にも合わせてもらおうではないか……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。