浅間日記

2015年07月25日(土) 同時代 すれ違い

鶴見俊輔氏逝去。

大人物、あるいは大知識人、とよんで遜色のない人が、
また一人、彼岸に旅立ってしまった。

同時代というには先輩すぎた。

同時代であってほしかったのに、
同じ時代に生きていたのに、

自分の不勉強ゆえに手が届かなかった人達が、
なんと多いことか。

学業に専念できた年頃に、
もっと本当の勉強をしておけばよかった。

嘆息。合掌。

2009年07月25日(土) 法律という契約
2008年07月25日(金) オンブラ・マイ・フ
2006年07月25日(火) 減る国創造 その2
2005年07月25日(月) 
2004年07月25日(日) 想像力の欠如



2015年07月17日(金)

安全保障関連法案が、与党の賛成多数で衆議院通過。

今や疑問に思うことは、何故ここにきて急速に、
マスコミが反対の立場を大きく取り上げているか、ということだ。



こちら側からみて、多勢に無勢、もはや手詰まり、という状況は、
むこう側からみれば、「もう勝ったも同然だから、如何様にでもリリースしてもいいぞ」という状況でもある。

マスコミの皆さん、暴れるならこの範囲でどうぞ、と言う風にも見える。

選挙前には黙殺していた態度を、コロッと変えている。

2008年07月17日(木) 
2005年07月17日(日) 鎮魂
2004年07月17日(土) 限りなく黒に近い白



2015年07月15日(水) 一見さんおことわり

信濃川の河口近くで仕事。
湿った川風が、心地よい。



最近では、どこの新幹線に乗っても、どこの地方都市の駅へ降り立っても、
観光観光、喰う寝る遊ぶで飾り立てられている。
わざとらしい演出に、もういささか、うんざりしている。



演出するほどには、地域は魅力を放ってはいない。
むしろ、地方都市は拍子抜けするほど空虚で、平坦で、
一部のスポットだけ不自然に、テーマパークのようになっている。
テーマパークと違うのは、過剰気味の観光客に住民が疲弊していることだ。



私達は、「おもてなし」という言葉にすっかり幻惑されている。

かつて「観光地化」という言葉は、ある地域が陳腐化するというニュアンスを含んでいた。
その本質は変わっていないと思う。

生活者の空間を一見さんが踏み荒らし、物見遊山し、
プライベートに近いコミュニティ空間が奪われる。

交通は過剰になり、物価は上がり、祭りは神聖さを失い、
不特定多数の人間の出入りによって、治安や迷惑行為に無用な用心が必要になる。



そのうち、観光地における地域住民の生活環境を守るための、
地方条例が必要になるんじゃないか、と思うのである。

2008年07月15日(火) ケッヘル様


 < 過去   INDEX  未来 >


ipa [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加