< 消えた理由は消したでしょうか >
自身の、 位置や拍子を把握する為に。
経験的に。
何らかの手掛かりを、 其の身に、 得て居るのだけれど。
其の伝手を見失う時。
如何に、 応ずるべきだろう。
長い時を重ねて、 得た筈の、 掛け替えの無い基準の。
其の欠落は。
進歩を強要する意味を、 有するのか。
其れとも。
其の能力の、 減退を現すのだろうか。
其の生の中で。
唯一、 あの子が恃んだ存在は。
「命日に来られないから週末にあわせて来たんだけれど。」 「何も感じられなくなったよ。」
今年。
其の気配を隠し。
未だに。
俺には感知出来ぬ、 二人の子を。
「このまま感じられなくなるのかも。」
あの子も失う予感を、 口にした。
あの子の身体が。
もう、 其れを許さないのか。
其れとも。
あの子の想いが。
もう、 其れを許さないのか。
何れにせよ。
支えの一つは、 直に、 折れて失われる。
---------- References Apr.05 2013, 「土台の揺らいだ青写真でしょうか」 Apr.21 2012, 「未だ進めぬ日付でしょうか」 Sep.21 2011, 「照らせる深さでしょうか」
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2015年04月18日(土)
---------- History
2007年04月18日(水) 想えば想う程壊れるのでしょうか 2006年04月18日(火) 遅れても届く想いでしょうか 2005年04月18日(月) 毎年一度は過去に還ると言う事ですか 2004年04月18日(日) 想いを封じて聞けませんか 2003年04月18日(金) 予感は正しいのですか
< 帰るは適切な表現でしょうか >
互いが、 互いに、 共通理解を有して。
齟齬無く、 振る舞うのだとすれば。
恐らくは。
其れは、 好ましい事なのだけれど。
徐々に、 徐々に。
専有する割合が、 減り続けて行く事は。
或いは。
好ましい事では無いのかも知れない。
けれども。
主の想いと。
従の機能と。
唯、 生を長らえ繋ぐ為の、 其の刻に。
想いは、 不要なのだ。
言の葉を想い交わす、 刹那の後。
あの子は。
「もうすぐ。」 「私は帰らなくちゃ。」
再び、 入れ替わるで在ろう事を、 口にする。
抑も。
今の其処が、 本来の場所で在ると言うのに。
其れだけ。
あの子が、 あの子で居られる体力は。
減り続け、 失われて居る。
---------- References Mar.25 2015, 「真の主従は逆なのでしょうか」 Feb.27 2015, 「今の私は何方でしょうか」
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2015年04月12日(日)
---------- History
2008年04月12日(土) 変異も想いの一種でしょうか 2005年04月12日(火) 其の中に過去が潜んで居ないでしょうか
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