雲間の朝日に想うこと


< 変異も想いの一種でしょうか >


自身を維持し、
其処に、
在り続ける為に。

其の場の変遷に応じて、
自身を、
変異させる。




生に連なる戦略として。

其れが、
時に選択される手段だとするならば。








想いも。

同様だろうか。















 「今年も見られたね!」


姫の、
嘗ての、
其の言葉は無く。

俺は、
稀に、
其の淡桃色に視線を遣る程度だけれど。




変異しながらも、
其処に、
想いの核が在るのなら。


其れで、
充分なのかもしれない。

























腰掛けた儘、
缶麦酒を傾け華を観る、
何時もの姫と。

覚束ぬ歩に引き摺られながら、
芝生の上で燥ぎ回る、
新顔の娘と。

そして、
赤ら顔に構わず必死に追い回る、
遷移する自身と。


三様を眺めながら、
ふと想う。













何を想いながら。

姫は、
独り華を見上げて居るのかな。





----------
References
 Apr.18 2006, 「遅れても届く想いでしょうか」
 Apr.23 2005, 「創った形に依存出来るのでしょうか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2008年04月12日(土)


----------
History
2005年04月12日(火) 其の中に過去が潜んで居ないでしょうか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL