厳密に区分するならば。
例えば、 花や食事や旅行や装飾品の様に、 相手に直行する物では無いのだから。
確かに。
其れは、 お互いの想い逢いには当たらぬけれど。
一方で。
互いが、 想いを贈り続けた結果。
少しずつ、 少しずつ、 想いの形が遷移する事は。
極自然な歩みなのだ。
或いは。
互いを想う其の形や範疇を、 定義する事が。
本当は、 想い逢いを留めて終う事と、 同義なのかも知れない。
恐らくは、 娘を想う俺の想いを想い、 仕掛けた事で。
此れは、 姫の想い其の物だ。
互いが互いを想い、 丁寧に、 丁寧に、 日々を歩み続けて来た此れ迄の。
其の歩みの代弁者で。
其処に描かれて居るのは 姫自身に他ならない。
「はい。」 「これ。」
「何?」 「プリクラ?」 「これってチロルチョコだよね?」
今年の、 生誕を祝う贈呈品には。
娘の歩みを撮した画が、 描かれて居た。
---------- Goods "DECOチョコ" by チロルチョコ
---------- References Feb.14 2008, 「中身が在れば良いのでしょうか」
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