友。 恋人。 親。
其の対象へ据える基準は、 個々人で異なるから。
自身が抱く相手への基準と、 相手が抱く自身への基準には。
違いが在るのだけれど。
其れでも。
全てに優先して想いを受け取る権利が、 在る者と。
無い者と。
其処には、 純然たる違いが無いだろうか。
其の日付に贈れれば贈る。
贈れなければ何処かで贈る。
抑も、 其の贈る想いが存在するだけで、 十分で在る筈なのに。
「誕生日が終わるよ。」 「おめでとうメールが来るかなぁと思ってたけど。」 「甘かったですか?」
水路の街から。
待ち切れない感情が、 飛んで来た。
甘いかどうかは、 人其れ其れの基準だろうけれど。
少なくとも。
全てに優先して祝いの想いを受け取る縁を、 断ち切ったのは、 水路の街の人自身で。
其の行為には、 或る程度責任を負って欲しいと。
そう願うのだ。
---------- References Apr.11 2009, 「馬鹿げた意地は捨てられませんか」 Oct.12 2008, 「割って終えば良かったでしょうか」
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