例え、 一方のみに。
其の過失や責任が、 在ろうとも。
其の過失を、 埋め合わせる為に、 必要なのは。
決して、 過失を取り返す振る舞いでは、 無い。
飽く迄、 有効な手段は。
一方では無く、 互いの。
過失を取り戻そうとする、 意志なのだ。
其れ故に。
想いを以て、 一歩、 歩み寄る事無く。
想いを、 唯、 待ち続けても。
自身の想いを、 言葉にする事無く。 飲み込み続け。
相手の想いに、 自身が育ち行く事を、 待ち続けても。
決して、 信頼など深まらないのに。
夜泣き。 徹夜。
悪条件を重ね。
「小坊主は信用出来ないから。」 「小坊主には言わない。」
信用を、 育てる為の努力を。
姫は、 放棄して終う。
何方に、 其の因が在るかと問えば。
確かに、 俺に在るのだけれど。
何が絆を引き千切ったかと、 問えば。
確かに、 俺の振る舞いに他ならないけれど。
---------- References Mar.25 2006, 「糸は切れたのでしょうか」 Apr.01 2006, 「必要な軽口でしょうか」
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