雲間の朝日に想うこと


< 見えない道を歩けるか >


一通りの話を言ってから、
いつも必ず貴女はこう言うんだ。


「あなたに相談するのはおかしいよね・・・」


ここで俺が貴女を引っ張れば、
きっと俺は貴女を独り占めできるけれど・・・

それを求めてしまう事は、
きっと貴女の一番大切な物までも奪ってしまう・・・






貴女が第一に考えるべきなのは、
そこに居る小さな宝物。

けれど貴女が無理をして、
鎹という緩衝材に身を包むのは間違っている。


努めて冷静に答えようと深呼吸しても、
貴女が欲しいという自分の欲望が、
どうしてもそれを妨げる。






「こんなグチャグチャな家でも影響ないのかな・・・」
「そんな家族でもあの子は壊したくないのかな?」





俺は何をしたら良いんだ・・・
俺はどうするべきなんだ・・・

どうやっても答えを出せない。





「お母さんが一番好き。二番はお父さん。三番は家。」





幼気な言葉が、
さっきから頭を離れない。


2002年04月11日(木)


----------
History
2001年04月11日(水) 不安を消してはくれませんか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL