強い信念を有して、 何かを為し続けた訳では、 無くて。
きっと。
極僅かな想いや、 或いは、 無造作の振る舞いに、 過ぎない。
其れ故に。
眼前の幸運を、 享受するに値する自身か否か。
唯、 其れのみを想い、 自問して了う。
もう少し。
増しに、 想い続けて居れば。
もう少し。
増しに、 生き続けて来れば。
素直に、 受け容れたのだろうか。
「小坊主ちゃんがお仕事頑張ってるみたいだったから。」 「私もって奮起出来た。」 「ありがとうね。」
然程の頑張りでも無い、 日々に、 贈られる感謝は。
嘆かわしい自身の姿を、 余計に、 際立たせた。
確かに、 希った景色に違いないけれど。
「とりあえず今はリハビリ施設で頑張ってます。」 「もう歩けるよ。」 「髪の毛も普通。」
あの子の、 其の言の葉の可能性の、 乏しさをも。
桁違いに、 診続けて来たから。
糠喜びしない様にと。
幾つも、 予防線を張って了うね。
---------- References Dec.24 2017, 「聖夜の贈り物は本物でしょうか」
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