雲間の朝日に想うこと


< 魅せぬ秘密は何処に在りますか >


お互いを、
想い逢う故の秘密には。

恐らく、
二種類在るだろうけれど。


笑顔や、
歓喜の、
増幅を目的とするならば。


秘密は、
秘密で良いから。




何の素振りも、
魅せず。

秘密裏に、
事を、
運ぶのだけれど。





其れは、
日々の振る舞いを魅せない事と、
同義だから。


一時的に、
不安要素を拡大する効果も、
内包するのだ。












自分の想像を。

直ぐに、
言葉に出来る人だから。


今にも目に浮かぶ、
互いの笑顔や、
互いの期待を。

きっと、
黙って居られないのだろう。









 「買った?」
 「買ったの?」
 「私はもう買ったんだよ!」
 「聞きたい?」



聖夜の、
想いを込めた贈呈品へ。

盛んに、
探りを入れて来る姫へ。


もう少しだけ、
我慢は、
出来ない物だろうかと。

笑いを堪えながら。











油断ならぬ人なのだと、
再認識する。















此の人は。



二種類の内の、
もう一種類の秘密は。

決して、
表情にも洩らさない人なのだ。





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References
 Nov.20 2003, 「逆転の為の贈り物でしょうか」


2004年12月25日(土)


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History
2003年12月25日(木) 雰囲気すら味わえぬ聖夜ですか
2002年12月25日(水) 不思議な御縁と言えるでしょうか
2001年12月25日(火) 俺の匂いは残っていますか





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