雲間の朝日に想うこと


< 聖夜の贈り物は本物でしょうか >


疑った事は無いのか。

そう、
問われれば。


一度も無いと応える程、
想いは、
白くも無く。




諦めた事は無いのか。

そう、
問われれば。


少なくとも。

半年以上も言の葉の返らぬ日々は、
充分に、
其の想いを抱かせる。




増して。

諦めろと言われた程だ。

















其れ故に。

余計に、
其の言の葉を信じる事に、
壁を感ずるのか。


其れとも。

戸惑いが為せる、
悪戯なのか。



幾度反芻しても、
半分の疑いを消せぬ儘に、
時が過ぎる。
























聖夜。

唐突に震えた其の、
画面から。


 「メール出来たんだけど、今日まで待ってみた。」
 「心配してただろうけど、ごめんね。」
 「プレゼントになれば良いかな?って。」


あの子の文字が躍り。





相も変わらず。

此の刃を受けてみろと、
言わんばかりに。


 「えとね?」
 「退院したら、そっちに行きたいんだけど。」
 「小坊主ちゃんは、受け入れてくれるかな?」


唐突な、
言の葉を振り翳した。























聖夜の奇跡なんて。

別段、
信じても居なかったけれど。



 「そう言うサプライズは狡いよ。」


一言返すのが、
精一杯に為って了うんだね。






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2017年12月24日(日)


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2013年12月24日(火) 賭事の様な恋愛でしょうか
2012年12月24日(月) 彩も違う組み合わせでしょうか
2006年12月24日(日) 邪気が無いから無邪気でしょうか
2004年12月24日(金) 負荷が強過ぎたのでしょうか
2003年12月24日(水) 本当に間に合うのでしょうか
2002年12月24日(火) 劇薬でしたか
2001年12月24日(月) 素敵なドキドキを忘れていませんか





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