何時か。
其の期日が、 明確に定まらないだけで。
其の存在は、 明確に定まって居るのだ。
其れ故に。
未だ来ぬ様にと、 猶予を願いながらも。
今も迫って居るで在ろう、 其の刻を。
唯、 待って居る。
到頭、 刻限が来たのだろうか。
或いは、 一過性の事に過ぎないのか。
其れとも。
再び、 自身の一部に封をして。
別の人格を、 切り離したのだろうか。
あの子は。
「小坊主ちゃん久しぶり〜。」 「送る相手間違えてない?」
少し桃色が漂う言の葉の、 其の贈り先が。
別の対象への贈り物では無いかと、 注意を促し。
「小坊主ちゃんは今何やってるの?」 「私は起きたらなぜか入院中。」
同時に。
意識から、 自身の境遇さえも見失った。
僅か三日前の、 其の想いも。
一瞬で、 消えて終うんだね。
---------- References Sep.11 2016, 「欠片を繋げば忘れませんか」 Sep.24 2014, 「消えて保てる想いでしょうか」
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