貴女の決意など、 俺には想像が付いていた。
貴女の答えなど、 俺には想像が付いていた。
「ついて行くから。」
貴女がそう言う事など、 俺には想像が付いていた。
問題は俺と貴女の間には無く、 俺の家族と貴女の家族に存在する。
「大丈夫なのか?」 「本当に考えたのか?」
俺がそう言う事も、 貴女には想像が付いていた。
小さな彼の言葉を 初めて俺は聞かされた。
貴女の強さは、 その言葉にも秘められているんだね。
「お母さんは再婚出来るんでしょ?」 「お母さんは再婚するんでしょ?」
小さな彼の言葉を 初めて俺は聞かされた。
俺の知らない強さは、 その言葉から生まれ出た力なんだね。
「再婚しても良いよ。」 「引越ししても良いよ。」
俺の決意は、 俺の答えは。
何処に有るんだ。
「だから大丈夫よ。」 「ついて行くから。」
貴女の言葉が、 どうして力にならないんだ。
迷いの一つは、 既に解決したじゃないか。 |