一つ、 一つ、 積み重ねた物が。
刹那に、 総て消え失せて終う。
既知で無ければ、 本来、 想像すら困難で在った事柄が。
此の眼前に。
未だ幾つも、 転がって居るのだけれど。
言い換えれば。
其れは、 此の手が未だ何も無くして居ない事の、 証明に。
他ならないのだ。
曖昧な期限を一つ。
唯、 言い渡されただけなのに。
何故に。
此処迄、 想いが錯乱して了うのだろう。
想いも。
未来も。
そして命も。
未だ。
何も、 失っては居ないのにね。
---------- References Jul.26 2014, 「夢や目標は無力でしょうか」 Jul.02 2013, 「生殺与奪と言う事でしょうか」
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