雲間の朝日に想うこと


< 吸い尽くし終えましたか >


其の能力は、
決して絶える事は無く。

時間依存的に、
再び獲得される能力だと。


例え、
理解して居ても。



其の能力を、
余す事無く奪い取り。

再起不能に貶めたいと。



独占の欲望が、
暴走するならば。








其の能力が、
時間依存的に獲得され。

如何様にも、
使用可能に成るのだと。


舌を出して、
其の場を取り繕っても。



自身が愛でる対象と、
物理的距離が生じる間際に。

狂気染みた想いが、
形成される事も。


本能的な欲望だろう。











 「5分で終わる?」

 「無理だろ・・・」


目覚ましの後の、
間隙に。

激しく、
そして静かに、
互いの想いを叩き付けた。


其の感触が、
永く、
永く、
続く様にと。
















良いんだ。

決して、
悲観する事は無いんだ。















 「小坊主から連絡貰った時。」
 「少し一緒に居られるって思わなかったの。」

 「は?」
 「早く居なくなれって事?」

 「今朝、慌ててしなくても良かったね。」
 「そう思ったの。」



姫の言葉は。


永く、
永くと、
其の想いが。

届いた証拠なのだから。











時の悪戯が、
一つ、
二人に贈り物をくれた。


 「急で悪いんだけれど。」
 「明日の朝、出発するよ。」


少しだけ、
二人の時間が増える。


2004年09月13日(月)


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History
2003年09月13日(土) 距離を埋める技術なのでしょうか





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