雲間の朝日に想うこと


< 最期の約束を破れますか >


堪えて堪えて堪えて。

其れでも、
堪え切れずに吹き出す、
想いは。



殊更、
強靱な意志で無ければ。

蓋をする事が、
出来ないのだけれど。








其の頑なな意志で。

想いを、
封じて仕舞う事が。



想いの純度や、
或いは強度を。

殊更、
強めて了うのかも知れない。















其れ故に。






意志が酩酊した、
其の刻に。


此れ迄とは、
比較しようも無い程。

想いが、
溢れ出して了うのだ。











更に、
更に、
強い意志で無ければ。



其の想いを、
封じられぬ程に。




























泥酔気味のあの子は。

電話越しの涙を、
必死に、
隠しながら。



 「私が死んでも。」
 「連絡行かないよ。」



已むに已まれず。

約束を一つ、
破いた事を口にした。



















今は唯、
無事家に辿り着いて欲しいと。

電話越しに想う事しか、
出来ないけれど。





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References
 Jun.08 2014, 「何を見て居たのでしょうか」
 Jul.23 2013, 「風穴を拵える必要が在るでしょうか」
 Jul.02 2013, 「生殺与奪と言う事でしょうか」







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2014年09月03日(水)


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History
2006年09月03日(日) 嬉しい事では無いのでしょうか
2005年09月03日(土) 感性も近付き行くのでしょうか
2001年09月03日(月) 避けて通れない道なのか





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