自身の与り知らぬ、 事象でも。
自身に因の在る、 事象でも。
責を吐き出し。
其の総てを、 押し遣って了えれば、 良いのにと。
幾度と無く想う。
其れが、 誤りで在っても。
其れが、 非倫理的でも。
益を生ずる事が、 無いとしても。
其れでも。
黒を切り落として、 白く在れば。
其れが、 例え僅かでも。
歩みを進める、 其の原動力と成り得るのだから。
隘路のあの子は。
「私の血赤くないや。」 「真っ黒。」
自身を確かめる振る舞いに、 溺れ。
「嫌な人間だもん。」 「悪魔だよ。」 「だから小坊主の愛もあの子の存在も感じられなくなったんだよ。」 「いらない。」
自身を貶めて。
其の色総てを内に押し込めようと、 強く、 強く、 殻を閉ざす。
何れ程、 違うと否定しても。
其処に決意が在るから、 想いが、 刺さってくれないね。
---------- References Sep.02 2013, 「聞き逃さずに流せますか」
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