お互いが、 お互いへの理解を深め。
お互いが、 お互いを想い逢う事で。
何らかの、 習慣付けられた行動は。
半ば、 自動化されるだろうから。
僅かな、 視線の変化や。
僅かな、 身体の動きで。
相手の想いを察知し、 自然に、 茶を淹れる様に。
想わず、 或いは極自然に。
想い描いた行動が、 表出する事は。
何ら、 不思議な事では無いけれど。
其の、 自然な行動は。
普段の二人を、 如実に、 表現する物だから。
其れを見聞きして。
何か、 間違って居ないだろうかと。
少しだけ、 衝撃を受けたんだ。
「小坊主が前に来ると。」 「自動的に足を開いちゃうのよね。」
「あっそ。」 「雄が来るとの間違いじゃないの?」
其れ故に。
ソファーに座る姫は、 何時も、 妙な動きをして居たのか。
---------- References Sep.17 2004, 「一瞬電気が走るからでしょうか」 |