雲間の朝日に想うこと


< 酒精に強い人では無かったですか >


自身の夢と、
其の夢を破壊し兼ね無い、
相手の行為。

二度の堕胎を、
過去の相手に強いて、
猶も責任感の無い言葉を続ける相手に、
愛想を尽かし。


 「子供ですよね。」
 「最悪ですよね。」


酒精の勢いに身体を委ね、
愚痴を並べ。





旧知の友人の優しい言葉に、
誘われる様に。

遙か彼方に住まう友を、
訪ね、
抱かれ。


 「やっぱり遠距離は無理です。」
 「私には。」


酒精の勢いに逆らうかの様に、
冷静に言葉を選ぶ。











特急の車内で、
頬をほんのり赤らめて。

大っぴらには出来ぬ内容の話を、
お互いに交わした時間は。


案外楽しい時間帯だったけれど。











 「小坊主さんがフリーだったら良かったのに。」


御嬢が。

小用に向かい席を立つ寸前に、
耳元で残した言葉は。




酔いに任せた、
何時もの冗談だろうか。






其れとも。

例え俺と御嬢がどんな選択をしても、
半年後は遠距離になると、
認識した上で。





口にした本音か。





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References
 Oct.13 2003, 「何番目の貝殻代わりですか」


2003年11月10日(月)


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History
2002年11月10日(日) 隠した寂しさが見えていますか
2001年11月10日(土) 黙っておくべきでしたか





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小坊主
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