雲間の朝日に想うこと


< 一生残る華でしょうか >


其の地、
其の地、
其れ其れに。

彩や、
謂われや、
想いが、
在るのだから。



其の、
一つ一つの華には。

明確な差異が、
在る筈なのだけれど。














飽く迄。

華は、
一つしか無くて。




唯、
想い入れの深い、
其の華が。

眼前に、
在り続けるのかも知れない。



ずっと。

















眼前の華に、
視線を預けながら。




 「やっと一緒に花火を観られたね。」

 「非道いよね。」

 「俺?」

 「別の人と観るんだもん。」

 「彼氏居たじゃん。」

 「彼女居たじゃん。」

 「音信不通にして。」
 「何時の間にか千葉に居なかったの誰だよ。」

 「彼女居たのに。」
 「別の子と観に来たんでしょ?」

 「良く覚えてるよなぁ・・・。」


何故か、
数年前の別の華へと、
意識を注ぐ。






















傍の、
温感を感知しながら、
眼に焼き付ける。

初めての華は。




結局は。




嘗ての、
暫く途絶えた互いの糸を、
結わえ直した。

其の、
切っ掛けの華に。


掻き消されて了うのかな。





----------
References
 Aug.02 2008, 「想いは華を化かすでしょうか」
 Apr.29 2013, 「もう一度逢える道中でしょうか」
 Mar.02 2013, 「次は無い湯煙でしょうか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2013年07月14日(日)


----------
History
2006年07月14日(金) 言葉遊びの心算でしょうか
2005年07月14日(木) 外堀は掘り返される物でしょうか
2004年07月14日(水) 答えは与えて貰う物ですか
2003年07月14日(月) 飛行機雲に気が付きましたか
2002年07月14日(日) 忘れていませんか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL