< 忘れていませんか >
貴女に冷たい態度で接したのは、 気持ちが高ぶっていたから?
忘れかけている事を、 無理矢理再認識する為だったのか?
俺と貴女の間に存在した大きな壁は、 消えて無くなった。 実現する筈の無かった言葉が、 俄に浮き出て来た。
「一緒になる」
魅惑的なこの言葉に、 俺も貴女も揺らされている。 過去と今との状況の変化に戸惑って、 お互いが混乱の渦にいる。
俺の気持ちを聞きたがる貴女。
俺の気持ちは封印したんだ。 そう言い聞かせても、 高まる気持ちが止められない俺。
貴女が一番大事にしなきゃいけないのは、 小さな彼の気持ち。
俺の気持ちでは無い。 貴女自身の気持ちでも無い。
貴女は今、 それを忘れかけているよ。 |
2002年07月14日(日)
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