映し出される虚が、 果たす、 其の役割は。
未だ、 良く分からないのだけれど。
願わくば。
深い休息や、 寝覚めの多幸感へ。
其れが連なる事を、 望むから。
せめて、 其処では。
都合の良い自身で在らんと、 希う。
「小坊主の夢を見たの。」
「酷い俺だったの?」
「優しかったよ。」 「指を絡める夢以来かも。」
「珍しい・・・。」
余り、 愉快では無い夢を観勝ちな、 あの子が。
電話口で、 声を弾ませた。
お休み。
今夜も。
想いに包まれた刹那が、 其処に、 現れてくれます様に。
---------- References Jul.26 2011, 「履歴に値する想いでしょうか」
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