< 努力を続けて行けますか >
懸命な想いが伝わって来る。
懸命な想いが、 圧倒的な質感を伴って、 迫って来る。
想いとは裏腹に、 目的とは裏腹に、 弾頭の様な過度の破壊力を有しながら。
例え相手がどの様な状況下に在っても。
目の前に相手が居れば、 目一杯の想いで甘え、 目一杯の想いを表現する。
其の威力を受け切れる精神力を、 相手が備えた状況下では。
此れ程心地良い想いは無いけれど。
精神力が枯渇した状況下で、 其の威力を正面から受け止めれば。
其の想いに押し潰される可能性は、 否定出来ないのだ。
貴女の大好きは、 目一杯の貴女を込めた大好きには違いないけれど。
貴女の大好きは、 相手の欲しい大好きでは無くて、 自分の大好きなんだ。
其れ以上でも無く、 其れ以下でも無く、 純な貴女の想いだけれど。
貴女の一方的な想いなんだ。
相手と共に進んで行こうと、 相手と寄り添って歩んで行こうと、 そう欲したとすれば。
相手を理解し、 状況を察知し、 望む行為を推測し提供する事は。
必要不可欠な物に違いない。
「貴女をどんな人か理解して。」 「貴女とずっと側に居られる様に努力してるつもり。」
「貴女はどうなの?」
そう貴女に伝えた俺は。
「私って重いよ?」
口癖の様に、 昔貴女が残した言葉の意味が。
口癖に込められた、 貴女の過去の男達の言葉の意図が。
貴女を理解する事で、 少しずつ分かりかけている。 |
2003年07月04日(金)
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