飽く迄、 技術に信を置こうとするのは、 性差なのだろうか。
其れとも、 個々人の価値観に拠るのだろうか。
安全性を、 追求するならば。
確かな能力を、 確実な技術を、 所有して居るのか。
見極めた上で、 選択を為すべきだと想う、 其の一方で。
安定性を、 追求するならば。
精神的な、 安静を優先して。
選択肢を狭める事も、 正しいのだ。
其れ故に。
付加価値に惹かれ、 先の娯楽に、 視線が向くならば。
歓迎すべき事かも知れない。
「この病院は御祝い膳が出るんだよ!」 「楽しみが多い方が良いでしょ?」
選択の理由として。
姫は、 出産後の御祝いの膳を、 真っ先に挙げた。
未だ、 妊娠が確定した訳では無いのに。
前向きな想いで溢れた言葉には、 確かに、 違い無いけれど。 |