一足飛びでも。
僅かな、 継ぎ足でも。
其の一歩に。
自身を進める駆動力が、 宿るのだけれど。
其処に。
歩まぬ選択を、 据えた時。
駆動の因を。
何処に、 求めれば良いのだろう。
駆動を止める。
其の解を、 拒絶する事で。
想いの先を。
唯、 生かし続ける事が、 出来るのか。
其れとも。
其の解に、 俺が肯いて終えば。
他の誰でも無く、 自身の手で。
想いに、 止めを刺せるのだろうか。
「未来って言葉が。」 「私の辞書から消えた日から。」
「うん。」
「夢物語になっているんだと思う。」 「全部。」
「そっか。」
あの子の零す、 惑いは。
仕方ない前者と。
希う後者とを。
映す、 手鏡なんだね。
---------- References May.08 2013, 「心を残せば又逢えますか」 Apr.29 2013, 「もう一度逢える道中でしょうか」 Mar.02 2013, 「次は無い湯煙でしょうか」
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