其れが、 個性に相当する事柄なら。
相性は、 必ず付随するのだから。
其の組み合わせの、 可否や、 馴染み易さに。
少しは、 想い至るのだろうけれど。
抑も。
其の実態を、 捉える事の出来ぬ自身には。
唯。
伝えられる言の葉のみを、 鵜呑みにする事しか、 無い。
其れ故に。
余計に、 其の真偽を訝しみ。
余計に、 其の疎外感が際立ち。
そして、 其の本質の想いを、 惑い見失う。
「私は棘々でね。」 「ぱぱは真ん丸なんだって。」
「形が違うんだ。」
「つるつるして掴めないから。」 「ふわふわ乗っかってるんだってよ。」
「其れで首が重いの?」
「頭の上の方。」 「温かく感じない?」
「やっぱり分からないや。」
僅か数ヶ月の贈り物。
其の、 疑いようの無い要から。
眼は、 背けては為らないよね。
---------- References Nov.28 2012, 「一月だけの命でしょうか」
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