雲間の朝日に想うこと


< 何も考えずに逢えませんか >


貴女と逢う時は、
いつも波乱が抱き合わせだったから。

貴女と逢う時に、
逢う事だけに集中出来た事など、
お互い一度も無いのだから。


「秘密」
「時間」
「旦那」
「アイツ」
「天候」
「小さな彼」


二人に課せられた、
二人を引き離す要因。

不安感や焦燥感や圧迫感や威圧感で、
貴女だってきっと、
休まる時が無かった筈だから。




だから少しだけで良い。

何も考える事無く、
貴女と向かい逢う時が欲しいんだ。













お互いが逢う為に、
二人の関係を続ける為に吐いた嘘。

それが原因で、
俺は妻子がある架空の不倫相手と認識されている事。


嘘の為に生まれた貴女の母親の不信感と、
その為に得られない協力。





 「小さな彼を預けられないかも・・・」





貴女を選んだ時点で、
生まれる事は決まっていた。

乗り越えなければならない壁だけれど。
溶かさなければならない気持ちだけれど。





そんな物は糞喰らえと思ったけれど。

逢えないかも知れないと言う隠し味を混ぜて出されると、
重くて消化し切れない。


2002年12月01日(日)


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2001年12月01日(土) 正直に言えないのは俺の方か





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