如何に、 高質な想いで在っても。
時に、 其の時機を逸して。
敢え無く、 散って逝くと言うのに。
其の想いは。
時ばかりか、 息吹を呼び戻す能力をも。
付与されて居ると、 言うのか。
宿された想いの結晶が、 途絶え落ちた、 其の瞬間と。
残された期限を知る、 其の、 切っ掛けと。
双方が此の世に表出した、 其の日に。
何時か。
そう、 互いに希った鎹が。
唐突に。
眼前に転がり込んだ。
見上げた満月の眩しさに、 目を細めながら。
「次に月がぴかぴかする迄は。」 「ままの所に居るんだって。」
「来月の満月って事?」
「其の次はぱぱがままを護るんだって。」
今、 あの子の周囲を回って居ると言う、 其の、 見えぬ存在を。
想う。
---------- References Aug.14 2012, 「禁句が幾つ見付かるでしょうか」 Sep.14 2012, 「選択では無く廃棄でしょうか」
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