雲間の朝日に想うこと


< 姿を隠したのでは無いのですか >


例え溺れかけ、
藻掻き続けて居る状態でも。

どれだけ、
切羽詰まった状況下で在っても。


特別な着信は、
最優先事項として存在する。





例え笑顔を向けられぬ、
そんな環境下で、
何かをして居ようと。


余程手の放せぬ状態で無ければ。

其の着信に、
喜びを隠して反応するのに。








妙な時間に届いた、
非通知着信。


一瞬振動に目を遣り。

そして、
直ぐに其の目線を切った。




貴女の電話だからこそ特別で在って。

只の着信は、
他人と何ら変わりない。

必要の無い着信に、
自身の手を止めて迄反応する必要など、
何処にも無いのだ。













残された貴女の声。



伝言として残された、
正真正銘の、
貴女の声。




後で巻き戻した貴女の声は。

何故か本当に貴女に、
聞こえてくれない。


2003年12月01日(月)


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2002年12月01日(日) 何も考えずに逢えませんか
2001年12月01日(土) 正直に言えないのは俺の方か





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小坊主
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