雲間の朝日に想うこと


< 鎹を理由に貶めるのですか >


幾重にも、
幾重にも。

縒り逢わせて来たから。



其の太さが、
閾値を超えた時。


初めて。


一歩先へ進む事が、
適ったのだ。






其れ故に。





局所的な綻び如きに、
裂かれる程、
柔では無い筈の。


耐力へ。



唯、
少し寄り掛かれば。

其れで良い。














 「縁がなくなっちゃうよ。」
 「小坊主と一緒にいる理由が。」
 「なくなっちゃうよ。」


鎹が、
全てを差配するかの様に。

悲嘆に暮れる、
姫を。



赤子をあやす様に、
抱き締めた。











本当に、
子供みたいだなと。

秘かに、
笑みを零しつつ。





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References
 Nov.28 2005, 「気紛れなだけでしょうか」


2005年12月01日(木)


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History
2004年12月01日(水) 月明かりだったのでしょうか
2003年12月01日(月) 姿を隠したのでは無いのですか
2002年12月01日(日) 何も考えずに逢えませんか
2001年12月01日(土) 正直に言えないのは俺の方か





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小坊主
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