雲間の朝日に想うこと


< 月明かりだったのでしょうか >


時として。


自身の暗闇を、
優しく照らしてくれる、
其の月光に。

吸い寄せられ、
惹かれて行くけれど。





自身に、
距離が近い故に。


其の月の引力は、
強く、
感知出来るのであって。




飽く迄。


真に、
強き光を注ぎ続ける太陽の、
想いの隙間で。


其の存在を、
気付かせてくれるだけなのだ。











けれども。


遠くで自身を照らす、
強き太陽は。

自分の傍で、
輝き続けてはくれないから。


皆に光を注げる、
其の太陽は。

自分の為だけに、
輝き続けてはくれないから。




自分の傍で、
優しく輝く月光に。

揺れて了うのだろうか。













真に、
自身を照らす光は。

何れなのか。


空を見上げ、
時に想う。














事在る毎に、
月に揺れ、
月の魔力に墜ちたのは。

俺自身に、
間違いないけれど。



一方で。

想いの距離が近いのは、
寧ろ、
月の方かも知れないけれど。








何れが月か、
判別可能な方法すら。

抑も、
無いのだけれど。





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References
 Feb.17 2004, 「何故撥ね返せなかったのでしょうか」
 Sep.06 2003, 「此れが罪滅ぼしの代わりでしょうか」
 Oct.13 2001, 「貴女の心はどこにありますか」


2004年12月01日(水)


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History
2003年12月01日(月) 姿を隠したのでは無いのですか
2002年12月01日(日) 何も考えずに逢えませんか
2001年12月01日(土) 正直に言えないのは俺の方か





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