先を見据え、 其の行程を描き。
一歩、 一歩、 弛まず道を進み行く事が。
確かな成長を呼び込む、 唯一の、 方法なのだけれど。
何時の間にか。
其の見据える先が、 自分自身を押し上げる術と、 自身の族が向かう途と、 其の双方のみで埋め尽くされて居る事に気付く。
其の双方とも、 大切な構成要素だけれど。
其れ以外の要素にも、 時折、 標を添えた方が。
少しは増しな毎日だろうか。
記念の三鞭酒を空けながら。
「七年だよ。」
「良く続いたよね。」
「未だ別れたいの?」
「当然でしょ。」
「直ぐスイートテンダイヤモンドになっちゃうね。」
「じゃぁ指輪でももらってから別れようかな。」
姫と、 俺と、 二人の標を想い。
言葉の真意と、 想いの深意を、 探り盗る。
三年は、 執行猶予が付くらしい。
---------- References Jun.19 2008, 「何処へ向かう心算でしょうか」 Jun.19 2007, 「偶然欲しただけでしょうか」 Jun.20 2006, 「祈念の紅は消えたのでしょうか」 Jun.19 2005, 「時のみが知る応えでしょうか」 Jun.19 2004, 「今日は記憶に値する記念日ですか」
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